土釜・土竈・土窯(読み)どがま

精選版 日本国語大辞典 「土釜・土竈・土窯」の意味・読み・例文・類語

ど‐がま【土釜・土竈・土窯】

〘名〙
① (土釜) 土を焼いてつくった釜。
※俳諧・類船集(1676)武「薬種の銅鉄をいむは土釜にてむす也」
② (土竈・土窯) 土を固めて作ったかまど。へっつい。
歌舞伎・独道中五十三駅(1827)序幕「爰に土竈(ドガマ)を据ゑ、菓子の箱など並べ」
③ (土竈・土窯) 炭を焼くためのかまどで、かまど口以外は粘土でつくり、木材が炭化すると、密閉して火を消すもの。
人情本・貞操園の朝顔(19C中)三「土竈(ドカマ)とか呼ぶ佐倉炭

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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