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地引網(地曳網) じびきあみ

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世界大百科事典 第2版の解説

じびきあみ【地引網(地曳網)】

陸岸を拠点にして海上に網を新月状にかけ回し,網の両端につけた引綱を引き寄せ,陸上に引き揚げて漁獲する漁網。魚群を船に引き寄せて捕獲する船引網とともに引網類を代表する。形は浮子(あば)・沈子(いわ)のついた帯状の網(網幅は水深に応じる),ないしは中央に円錐形の袋網を有する網で,網の両側(翼網)はそれぞれ袖網(奥網・中網・手網からなる)と引綱につながる荒手網からなる。大きさは漁場,捕獲魚種により異なるが,片方の翼網は大要108mくらいで,大きいものは200mに及ぶものもある。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の地引網(地曳網)の言及

【網漁業】より


[引網]
 引網類は魚群を囲み岸辺や漁船に引き寄せてそれを捕獲する網で,だいたいは中央部に囊(ふくろ)を備えていた。岸辺に引き寄せるものを地引網,漁船に引き寄せるものを船引網といった。捕獲対象となる魚類は多種多様であるが,イワシを主とするものが最も多かったようである。…

【網元】より

…漁業生産の特徴は江戸時代においても,初めから商品生産として発展したことと,家族労働力では操業できない多人数の協業を必要とする漁具漁法,とくに網漁業が行われたということである。大型地引網漁業,大型定置網漁業など数十人あるいはそれ以上の協業を必要とするものが少なくなかった。これら網漁業の経営は網元による個人経営か,網組(総百姓共同のものが多かったとみられる)による共同経営かのいずれかによって行われていた。…

【漁具】より

…これらは原理的な分け方であって,実際の漁具には,これらの分類にまたがるものももちろんある。例えば,地引網は魚群を巻いて網を引き陸に揚げるもので,(1)と(3)にまたがる。“引く”と“巻く”のどちらを重視するかによって引網類に入れられたり,巻網類に入れられたりする。…

※「地引網(地曳網)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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