地方自治法(イギリス)(読み)ちほうじちほう

世界大百科事典(旧版)内の地方自治法(イギリス)の言及

【救貧法】より

…経済社会の激動と進展にもかかわらず,救貧法は貧民の汚名stigmaと恥辱なしには与えられることがなかった。1929年の地方自治法は公的扶助をカウンティとカウンティ・バラの議会の責任としたが,救貧法が廃止されたのは48年国民扶助法によってであった。 1834年法以来,貧困は個人の責任であり,救済を受けることは,人権の喪失であり,貧民の汚名を一生のあいだ負うという意識が一般民衆にしっかり植えつけられてしまった。…

【教区】より

…このようなことが可能であったのは,英国国教会が国教会であって,教会と国家とが組織的に一致していたからである。19世紀に入るとその矛盾がようやく明確になり,1894年の〈地方自治法〉によって,地方自治の最小単位として村会が設けられ,村長・助役が置かれた。これまで議会の法令の定めに従って教区書記が保管してきた地図(公図),諸記録は,村会に引き渡された。…

※「地方自治法(イギリス)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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