地獄谷温泉(長野県)(読み)じごくだにおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「地獄谷温泉(長野県)」の意味・わかりやすい解説

地獄谷温泉(長野県)
じごくだにおんせん

長野県北東部、下高井郡山ノ内町にある温泉。横湯川に沿う一軒宿で、開湯年次は明らかでないが、1557年(弘治3)に発見したともいわれる。国の天然記念物の地獄谷噴泉は河床岩盤から10メートルの高さまで熱湯を噴き上げ、温泉で蒸したちまき餅(もち)が名物になっている。野猿の餌(え)づけに成功し、サル野天風呂(ぶろ)に入浴する風景もみられる。泉質塩化物泉、硫黄(いおう)泉。長野電鉄湯田中駅からバス15分、徒歩30分。

[小林寛義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android