日本大百科全書(ニッポニカ) 「坂本(群馬県)」の意味・わかりやすい解説
坂本(群馬県)
さかもと
群馬県安中市(あんなかし)松井田(まついだ)町地区西部の地名。近世、碓氷峠東麓(とうろく)の中山道(なかせんどう)の宿場町として栄え、いまも2階の部分が道路に突き出た家屋構造がみられる。2001年(平成13)には日帰り温泉施設「峠の湯」が開場した。近くの碓氷川に人造の碓氷湖があり、峠の熊野(くまの)神社は本殿棟木(むなぎ)の中央が上信国境(群馬・長野県境)になっていて珍しい。国道18号が通じる。北西部に霧積温泉(きりづみおんせん)がある。また、1997年に廃止された信越本線横川―軽井沢間の碓氷第三橋梁(きょうりょう)(通称めがね橋)、隧道等は碓氷峠鉄道施設として国の重要文化財に指定されている。
[村木定雄]
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