坂東 橘十郎(2代目)(読み)バンドウ キツジュウロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「坂東 橘十郎(2代目)」の解説

坂東 橘十郎(2代目)
バンドウ キツジュウロウ


職業
歌舞伎俳優

別名
初名=坂東 相蔵(2代目),前名=坂東 初舞八,坂東 羽舞八,坂東 橘之助(初代),坂東 三八(5代目)

屋号
大和屋

生年月日
天保9年

経歴
12代目市村羽左衛門の門人。初め坂東相蔵と名乗り、天保14(1843)年から江戸市村座に子役としてつとめる。この頃坂東橘十郎の養子となる。嘉永2(1849)年坂東初(羽)舞八を経て、5年坂東橘之助と改名。万延1(1860)年3月5代目坂東三八を襲名。のち両国広小路の小芝居につとめ、明治8年頃東京久松町喜昇座の座頭となる。12年8月久松座舞台開きに2代目坂東橘十郎を襲名し頭取となる。その後深川蓬莱座などの小芝居につとめ、20年頃は横浜賑座の座頭として活躍した。時代物と世話物に適し、立役を本領とした。

没年月日
明治24年 9月3日 (1891年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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