坐禅・座禅(読み)ざぜん

精選版 日本国語大辞典 「坐禅・座禅」の意味・読み・例文・類語

ざ‐ぜん【坐禅・座禅】

〘名〙 仏語。端坐し、心の散乱を払い沈思黙念して無我の境に入り、悟りの道を求めること。背を伸ばしてすわり、右掌の上に左掌を置き、拇指と拇指を接して、半眼姿勢をとる。多く禅宗で行なう修行法であるが、こうした形にかかわりなく、行住坐臥の一切をいうとする思想もある。禅。→結跏趺坐(けっかふざ)
※続日本紀‐文武四年(700)三月己未「道照〈略〉還止住禅院、坐禅如故」
平治(1220頃か)上「大師座禅に御胸痛むとき」 〔法華経‐分別功徳品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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