炭化度の低い褐炭(日本では亜炭ともよぶ)で、材組織がよく保存されているもの。樹炭、木質亜炭とよばれるものもある。木質感があり、独特の重量感と色彩があるので細工の材料として利用されている。仙台付近の第三紀鮮新世仙台層群の亜炭層から産するものは、江戸時代末期に仙台藩の武士山下周吉が加工を始めたとされ、名産の埋れ木細工としてよく知られている。現在では亜炭の採掘が中止されているために産出量は少ない。仙台産埋れ木の原木は、ほとんどがスギ科のTaxodioxylon sequoianumである。埋れ木として産する樹木はほかに、セコイアSequoia、スイショウGlyptostrobus、ブナFagusなどいろいろである。
[浅間一男・西田治文]
『小山和編『図説 日本の伝統工芸(東日本編)』(1993・河出書房新社)』
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新