埼玉県秩父市(読み)ちちぶ〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔埼玉県〕秩父〈市〉(ちちぶ〈し〉)


埼玉県北西部、秩父盆地の中央に位置する市。
2005年(平成17)4月、秩父郡の吉田町、大滝村、荒川村と旧・秩父市が合併して現在の姿となる。市の面積は県最大。東京・山梨・長野・群馬の4つの都県と境を接する。市域のほとんどが秩父多摩甲斐国立公園や県立自然公園の区域に指定されている。旧秩父市は古代から秩父地方の行政・経済の中心地。江戸時代は秩父絹、明治期以降は秩父銘仙(めいせん)の産地として発展。山間部での林業・製材業と、酪農・養蚕やコンニャク・シイタケ・シメジ・野菜栽培、クリやブドウなどの観光農業も行われる。工業ではセメント・電機・精密機器・自動車部品などの工場がある。旧・大滝村は、かつては秩父鉱山の町として栄え、三峰信仰の三峰山(みつみねさん)、その西麓の秩父湖(二瀬ダム)や中津峡、点在する鍾乳洞など観光地に恵まれている。12月3日の秩父神社の例大祭(秩父夜祭)は日本三大曳山祭の一つ。白久(しろく)温泉、日野温泉、柴原温泉などの温泉が湧く。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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