日本大百科全書(ニッポニカ) 「堀川(京都市)」の意味・わかりやすい解説 堀川(京都市)ほりかわ 京都市街のほぼ中央を北から南に流れる川。北区大宮頭(おおみやがしら)で加茂(かも)川から分流して南流し、南区上鳥羽(かみとば)で鴨(かも)川と合する。上京(かみぎょう)区一条戻橋(もどりばし)以北と同区押小路通以南は一部を除いて暗渠(あんきょ)となっている。延長7.5キロメートル。堀川の水を利用して友禅(ゆうぜん)染めの染物業が発達したが、川水の汚染のため、現在では地下水が利用され、堀川は排水溝同然となっている。なお、堀川に沿う堀川通は第二次世界大戦後、幅員50メートルに拡張された。沿道には二条城、西本願寺などがある。[織田武雄][参照項目] | 鴨川 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例