日本大百科全書(ニッポニカ) 「堀川(北九州市)」の意味・わかりやすい解説 堀川(北九州市)ほりかわ 遠賀川(おんががわ)中流東岸から北九州市八幡西(やはたにし)区の洞海湾(どうかいわん)奥までの全長12.5キロメートルの運河。福岡藩家老栗山大膳(くりやまだいぜん)が1621年(元和7)に着工したのにちなみ大膳堀ともいう。工事中断ののち、1762年(宝暦12)完成、灌漑(かんがい)・洪水調整用であったが、藩米輸送用に整備されたのち、明治以降は筑豊炭(ちくほうたん)の輸送運河となった。現在は輸送機能をもたない。[石黒正紀] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例