堀江六之丞(読み)ほりえ・ろくのじょう

朝日日本歴史人物事典 「堀江六之丞」の解説

堀江六之丞

没年寛保1?(1741)
生年:生年不詳
江戸中期の百姓一揆の指導者。下野国(栃木県)足利郡丹南藩領板倉村の百姓。寛保1(1741)年の不作による年貢減免を求めた百姓ら50人が,丹南藩陣屋に押しかけた際,百姓らの説得に当たったが,藩から頭取とみなされ逮捕された。その妻よねは,無実を訴えて江戸表に直訴したが,六之丞,よね共に処刑された。一方,陣屋の代官も処罰され,年貢は軽減された。<参考文献>『近代足利市史

(斎藤善之)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堀江六之丞」の解説

堀江六之丞 ほりえ-ろくのじょう

?-1741? 江戸時代中期の農民
下野(しもつけ)(栃木県)足利郡の河内(かわち)丹南(たんなん)藩領板倉村の人。寛保(かんぽう)元年不作のため年貢減免をもとめて陣屋におしかけた村民らの説得にあたったが,藩に首謀者とみなされ,妻よねとともに処刑された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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