堀田 秀之(読み)ホッタ ヒデユキ

20世紀日本人名事典 「堀田 秀之」の解説

堀田 秀之
ホッタ ヒデユキ

昭和期の水産学者 東北区水産研究所資源第一研究室長・企画連絡室長。



生年
大正12(1923)年7月14日

没年
昭和60(1985)年11月21日

出身地
愛知県刈谷市

学歴〔年〕
函館水産専門学校卒

主な受賞名〔年〕
河北文化賞

経歴
函館水産専門学校で水産増殖学を学び、愛知県水産試験場、徳島県同を経て、昭和26年から東北区水産研究所に勤務。生態や資源に不明の点が多かったサンマ研究に取り組み、サンマの耳石から年齢を見分ける確度の高い判定法を確立した。秋生まれ(大・小型)、春生まれ(中型)、混合の3つのタイプがおよそ10年周期で漁獲される“輪廻現象”も究明し、38年から天気予報にも匹敵する「サンマ漁況予報」を発表して、サンマ漁業の近代化に貢献、河北文化賞を受賞した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android