塚(漢字)

普及版 字通 「塚(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 12画

(旧字)
13画

(異体字)冢
10画

[字音] チョウ
[字訓] つか

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は冢(ちよう)。冢はの正字。〔説文〕九上に「冢は高なり」とあり、高く土を盛りあげた墳墓の意。〔周礼、春官、冢人〕に「の地を掌る」とあり、次に墓大夫の職を列している。は冢の俗字、塚はの常用字。は唐代の文献以後にみえる。塚の上に屋舎を設けることもあって、塚舎という。

[訓義]
1. つか、犠牲を埋め、土を盛りあげた高大な墓。

[古辞書の訓]
名義抄 ツカ・トク/冢 ツカ・イタシ・イタダク 〔字鏡集〕 ツカ・トク

[語系]
(冢)tiong、長diangは声近く、冢・長にはともに長大の意がある。語彙としては冢を用いることが多く、冢には長大の意を含むが、はもっぱら塚墓の意にのみ用いる。*語彙は冢字条参照。

[熟語]
塚舎塚上
[下接語]
高塚・隣塚

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android