世界大百科事典(旧版)内の多属性効用モデルの言及
【意思決定】より
… また,たとえば住宅を購入するときには,手の届く価格,便利な場所,適当な大きさ,好みと必要にマッチした間取り,信頼できる建設業者など,一つではなく複数の条件を同時に考慮にいれ,利便性,経済性など複数の目標を追求する必要が生じる。このように行為の選択を,さまざまな性質(属性)を同時に持つ対象からの選択の形に表せる場合,これを決定事態の多属性効用モデルと呼ぶ。選択肢のそれぞれの性質に関しての望ましさを評価し,それらを総合的に判断したり,属性に優先順序をつけたりして,合理的な選択ができるよう工夫されている。…
※「多属性効用モデル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」