夢想・夢相(読み)むそう

精選版 日本国語大辞典 「夢想・夢相」の意味・読み・例文・類語

む‐そう ‥サウ【夢想・夢相】

〘名〙
① 夢の中でおもうこと。また、夢に見ること。
菅家文草(900頃)五・賦葉落庭柯空「形骸疲外役、夢想到高舂」 〔南史‐陳武帝紀〕
② 夢の中に神仏示現があること。夢中に神仏の教えを受けること。また、仏を観想して、夢とも現(うつつ)ともわからぬ状態で仏を見ること。
権記‐長保二年(1000)一二月二一日「則隆依夢想仕御諷誦於七ケ寺事」
③ 夢のようにあてもないことを想像すること。空想
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉四「数千万年の後を推して文明極度を夢想すれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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