大三島(旧町名)(読み)おおみしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大三島(旧町名)」の意味・わかりやすい解説

大三島(旧町名)
おおみしま

愛媛県北部、越智郡(おちぐん)にあった旧町名(大三島町(ちょう))。現在は今治市(いまばりし)に属し、芸予諸島大三島西部を占める地域。旧大三島町は、1955年(昭和30)宮浦、鏡の2村が合併して町制施行。1956年岡山村を編入。2005年(平成17)上浦(かみうら)町など8町2村とともに今治市に合併。宮浦は日本総鎮守と称される大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の門前町。神社には源頼朝(よりとも)、義経(よしつね)らが奉納した武具が多数あり、国宝・重要文化財も多い。水に乏しいが、温州(うんしゅう)ミカンネーブルの産地として有名。

[横山昭市]

『『大三島町誌』(1988・大三島町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android