大久保 利通(読み)オオクボ トシミチ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和の解説

大久保 利通
オオクボ トシミチ


肩書
内務卿

別名
前名=利済 通称=正助 一蔵 号=甲東

生年月日
文政13年8月10日(1830年)

出生地
薩摩国鹿児島城下高麗町(鹿児島県)

経歴
薩摩藩出身。幼少時より西郷隆盛と交わる。弘化3年(1846年)薩摩藩記録所助役として出任。島津斉彬の改革に参画、のち久光の下で公武合体運動を進めた。慶応2年木戸孝允と薩長連合を成立させ、討幕派の中心人物として、岩倉具視と組んで王政復古クーデターなど倒幕への過程で暗躍した。維新後の明治2年参議となり、版籍奉還や廃藩置県を推進する。4〜6年岩倉遣外使節団副使として欧米視察。帰国後は征韓論に反対の立場をとり、征韓派退陣後は内務卿を兼任、地租改正・殖産興業などによる資本主義育成政策を推進。7年佐賀の乱、台湾出兵、10年西南戦争の処理にあたり、内政の整備に奔走していた矢先に暗殺された。著書に「大久保利通日記」(全2巻)、「大久保利通文書」(全10巻)がある。

没年月日
明治11年4月14日

家族
息子=牧野 伸顕(宮内相) 大久保 利賢(銀行家) 孫=大久保 利謙(日本近代史学者)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

今日のキーワード

事実婚

内縁と同様,法律上の婚姻成立要件を欠くカップルの関係。内縁との違いは,当該男女が,現行の婚姻制度に対しなんらかの疑問をもち,積極的・自発的に法律婚を選択しないという点にある。たとえば,今日の法律婚は女...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

大久保 利通の関連情報