日本大百科全書(ニッポニカ) 「大井(埼玉県)」の意味・わかりやすい解説
大井(埼玉県)
おおい
埼玉県南部、入間郡(いるまぐん)にあった旧町名(大井町(まち))。現在はふじみ野市の南部を占める地域。旧大井町は1966年(昭和41)町制施行。2005年(平成17)上福岡市(かみふくおかし)と合併し、ふじみ野市となる。武蔵野(むさしの)台地の北東部に位置する。旧町域に駅はなく東武東上線上福岡、ふじみ野、鶴瀬(つるせ)の各駅を利用する。中部を国道254号(旧川越(かわごえ)街道)、西部を関越自動車道がほぼ南北に通る。江戸時代は川越街道の宿場としてにぎわった。ニンジン、ゴボウなどの根菜類の産地であったが、東京まで約1時間の距離的関係もあって、最近は工場や住宅の増加が著しい。
[中山正民]
『『大井町史』全8冊(1985~1989・大井町)』
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