精選版 日本国語大辞典 「大和琴・倭琴」の意味・読み・例文・類語
やまと‐ごと【大和琴・倭琴】
〘名〙 (古くは「やまとこと」) 弦楽器の一つ。上代、神楽や雅楽などに用いる楽器。考古学的遺品には五弦の小形のものが多いが、奈良朝以後は六弦の長大なものになった。琴軋(ことさき)という小さな撥(ばち)を用いる。東(あずま)琴。和琴(わごん)。六(むつ)の緒。⇔唐琴。
※万葉(8C後)五・八一〇右序文「梧桐日本琴一面 対馬結石山孫枝」
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