大和高田[市](読み)やまとたかだ

百科事典マイペディア 「大和高田[市]」の意味・わかりやすい解説

大和高田[市]【やまとたかだ】

奈良県北西部,奈良盆地の南西部を占める市。1948年市制。中心市街の高田は古くから市場町として発達近世は高田御坊の寺内町となり,大和木綿の産地として知られた。1898年紡績工場が設立,メリヤス靴下ゴム,ボタンなどの軽工業も興り,繊維工業の基盤となった。第2次大戦後は食品・金属工業も進出して工業都市となった。和歌山線・桜井線の分岐点で近鉄大阪線・南大阪線も通じ,大阪への通勤者が多く,ベッドタウン化している。周辺では花卉,野菜栽培が盛ん。16.48km2。6万8451人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android