大学機関評価認証(韓国)(読み)だいがくきかんひょうかにんしょう

大学事典 の解説

大学機関評価認証(韓国)
だいがくきかんひょうかにんしょう

大学が,政府が認定した評価機関による認証評価韓国)を受ける韓国の制度で,2011年に導入された。1994年から実施されていた大学総合評価認定制(韓国)に代わる大学の質保証制度(韓国)であり,その目的を「外部評価を通した大学教育の質保証」「大学の自律性拡大に基づく大学の責務性の向上」「大学教育の質に対する国民の知る権利充足」「大学教育の国際的な通用性の増大」と定めている。評価領域は「大学の理念及び経営」「教育」「教職員」「教育施設及び学生支援」「大学の成果及び社会的責務」の5領域で,合計10項目に対する評価が行われる。認証評価を受けること自体は,大学に義務づけられていない。ただ,認証評価の結果が政府の各種財政支援事業の選定に反映されるため,ほとんどの大学が認証評価を受けている。4年制大学については韓国大学評価院が,専門大学については高等職業教育評価認証院(韓国)が評価認証を実施している。
著者: 松本麻人

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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