日本大百科全書(ニッポニカ) 「大平(愛知県の地名)」の意味・わかりやすい解説 大平(愛知県の地名)おおひら 愛知県岡崎市中央部の地区。東海道五十三次岡崎宿の東の入口であった。一里塚(国指定史跡)が国道1号沿いの藤川(ふじかわ)宿と岡崎宿の間にある。この付近一帯は西大平藩領(1万石)で、藩祖は大岡越前守忠相(えちぜんのかみただすけ)。現在も忠相の陣屋跡があり、陣屋門が復原されている。1881年(明治14)には洋式愛知紡績所(官営)が操業開始。これは岡崎が綿工業とくにガラ紡の中心地であったからである。[伊藤郷平][参照項目] | 大岡忠相 | 岡崎(市) | 西大平藩 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例