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大日岳雪庇崩落事故

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

大日岳雪庇崩落事故

00年3月5日、文部省(現文部科学省)登山研修所が主催する大学山岳部リーダーを対象にした冬山研修会中に、大日岳山頂付近の雪庇(せっぴ)が崩落。その上で休憩していた11人が巻き込まれ、東京都立大2年内藤三恭司(さくじ)さん(当時22)=横浜市=と神戸大2年溝上国秀さん(同20)=兵庫県尼崎市=が死亡した。国は報告書で「雪庇は巨大で予見不可能」として責任を認めなかったため、2人の両親が02年、国を相手取り総額約2億800万円の損害賠償を求めて富山地裁に提訴。地裁は06年、「登山ルートおよび休憩場所の選定判断には過失があった」などとして国に約1億6700万円の損害賠償の支払いを命じたため国は名古屋高裁金沢支部に控訴。一方、富山地検は04年、業務上過失致死の疑いで書類送検された元講師2人を不起訴処分にした。

(2007-07-27 朝日新聞 朝刊 富山全県 1地方)

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