日本大百科全書(ニッポニカ) 「大森(東京都)」の意味・わかりやすい解説 大森(東京都)おおもり 東京都大田区北東部の一地区。もと大森区が設置されていたが、1947年(昭和22)蒲田(かまた)区と合併した。JR京浜東北線、京浜急行電鉄本線、第一京浜(国道15号)、産業道路(国道131号)が通じる。東京湾に臨む景勝の地で、大きな森があったことが地名の由来。東海道本線(JR京浜東北線)の西側は山手(やまのて)台地で、JR大森駅北方の台地末端に大森貝塚がある。台地が住宅地なのに反して、東側の沖積低地は商工業地区。海岸は浅草ノリの主産地として江戸時代から知られたが、現在は埋め立てられて消失した。[沢田 清] 大森貝塚の碑 大森貝墟の碑 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例