大治(町)(読み)おおはる

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大治(町)」の意味・わかりやすい解説

大治(町)
おおはる

愛知県西部、海部郡(あまぐん)にある町。名古屋市とは庄内(しょうない)川を挟んで境を接する。1975年(昭和50)町制施行。名古屋市のベッドタウン化していて、名古屋市水道局の浄水場もある。干拓新田地帯で海抜ゼロメートルの沖積低地。江戸時代には尾張(おわり)藩の純水田農村。第二次世界大戦後は住宅地に変わった。国道302号が通じ、東名阪自動車道と名古屋第二環状自動車道が町の南端で接続する。馬島清眼(まじませいがん)(馬島流眼科の祖)に始まる日本眼科医学の発祥地で、明眼院(みょうげんいん)がある。特産品としては竹材の扇骨(おうぎぼね)があった。面積6.59平方キロメートル、人口3万2399(2020)。

[伊藤郷平]

『『大治町史』(1979・大治町)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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