大浦(読み)おおうら

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大浦(長崎市)
おおうら

長崎市長崎港の東岸にある一地区。1859年(安政6)の開港とともに長崎市街地の南に居留地が設定され、南山手(みなみやまて)町、東山手町などの台地のほか、前面の海を埋め立てて常盤(ときわ)町、小曽根(こぞね)町、松ヶ枝町、大浦町、浪之平(なみのひら)町を居留地とした。この一帯を俗に大浦とよぶ。エキゾチックな情緒の漂う所で、台地に登る石畳やオランダ風の建築物が残り、旧グラバー邸、旧オルト邸、旧リンガー邸の異人館(ともに国指定重要文化財)や、大浦天主堂(国宝)が著名である。「長崎市東山手」「長崎市南山手」は、それぞれ国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。[石井泰義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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