大湯温泉(新潟県)(読み)おおゆおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大湯温泉(新潟県)」の意味・わかりやすい解説

大湯温泉(新潟県)
おおゆおんせん

新潟県魚沼市(うおぬまし)にある温泉。佐梨(さなし)川上流には、折立(おりたて)、大湯栃尾又(とちおまた)、駒ノ湯(こまのゆ)などの温泉群が並び、奥只見銀山平(おくただみぎんざんだいら)観光の基地になっている。これら湯之谷温泉郷(ゆのたにおんせんきょう)の中心が大湯温泉である。大湯は近世、銀山八宿の峠越え宿場として発生し、奥只見電源開発で急激に発展した。泉源は佐梨川右岸にあり、泉質は単純温泉。春の新緑、秋の紅葉期の眺めがすばらしく、奥只見湖探勝、越後(えちご)三山の登山基地としても知られる。スキー場もあり、「湯の里雪まつり」でにぎわっている。JR上越線小出(こいで)駅からバス30分。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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