大蔵 貢(読み)オオクラ ミツギ

20世紀日本人名事典 「大蔵 貢」の解説

大蔵 貢
オオクラ ミツギ

昭和期の映画企業家 大蔵映画社長



生年
明治32(1899)年11月22日

没年
昭和53(1978)年9月15日

出生地
長野県筑摩郡吾妻村

経歴
無声映画の活動弁士を経て、昭和3年ごろ、東京・浅草六区で映画館経営に乗り出す。のち36館を経営。戦後東宝争議の落とし子として発足した新東宝が経営危機におち入った30年12月、社長に就任。芸術性よりは商業性を、と徹底した合理化をはかり成功した。なかでも32年の「明治天皇と日露大戦争」は空前の大ヒットとなる。しかし、35年には従業員たちから排斥され、社長を辞任、36年8月倒産。その後47年に大蔵映画を起し、低予算によるピンク映画の製作配給業者として活躍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「大蔵 貢」の解説

大蔵 貢 (おおくら みつぎ)

生年月日:1899年11月22日
昭和時代の映画企業家。新東宝社長;大蔵映画社長
1978年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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