大車(読み)たいしゃ

精選版 日本国語大辞典 「大車」の意味・読み・例文・類語

たい‐しゃ【大車】

〘名〙
① (「だいしゃ」とも) 大型の車。平地荷物を運ぶ大きな車。たいきょ。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔詩経小雅・無将大車〕
仏語法華一乗のたとえ。仏乗大白牛車(だいびゃくごしゃ)。〔法華義疏(7C前)〕 〔法華経‐譬喩品〕

たい‐きょ【大車】

〘名〙 (「きょ」は「車」の漢音。「たいぎょ」とも) =たいしゃ(大車)①〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「大車」の解説

大車 (オオグルマ)

学名Inula helenium
植物。キク科の多年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大車の言及

【車】より

…身分に応じた車馬に関する規定は,この〈輿服志〉にみえる。 以上は,馬に引かせ,車馬行列に参加する車であるが,このほかに牛に引かせ荷物を載せる車〈大車〉,人が引く車〈輩車〉,荷物を運ぶための手押しの一輪車〈鹿車〉,他の動物たとえば羊などに引かせた車〈羊車〉,猛獣を閉じ込めたり罪人を監禁するための車〈檻車〉などがあり,後漢の劉熙(りゆうき)の著した字書《釈名(しやくみよう)》に説明がある。ただ文献にみえる車の種類が考古遺物,画像石にみえる車のどれに相当するかは,諸説に分かれて完全には一致していないのが現状である。…

※「大車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android