天文学史(年表)(読み)てんもんがくしねんぴょう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天文学史(年表)
てんもんがくしねんぴょう

B.C.1400ころ現存最古の水時計製作(エジプト)
B.C.370ころエウドクソス、同心球に基づく天動説提唱
B.C.340ころアリストテレス、『天体論』『宇宙論』を著わす。地上と天体の運動を質的に異なるものとし、天体の円運動原理を確立
B.C.280ころアリスタルコス、地球の自転とともに公転運動を主張
B.C.230ころエラトステネス、地球の大きさを計算
B.C.200ころアポロニオス、太陽・月の複雑な運動を説明するために、一つの円軌道しか許さない同心天球理論を捨て、複数の円を組み合わせる周転円理論をつくる
B.C.45カエサル、ユリウス暦を制定
150ころプトレマイオス、『アルマゲスト』を著わす。ヒッパルコスの離心円重視の原則に沿って、初めて惑星の詳細な運動を推算できる数学的惑星体系をつくる。惑星の光度変化、地球からの距離の把握は日周運動を天体の第一義的運動としたため背後に追いやられる
900ころバッターニー、プトレマイオスの体系の歳差などの値を修正し、天動説を精密化する
995アブル・ワファ、バグダードの天文台で活躍
1054超新星出現。中国『宋史』、日本『明月記』などに記録
1272アッ・トゥーシー、マラゲに天文台を建設し、その観測結果を「イル・ハン表」にまとめる。プトレマイオス理論を修正し、対円のモデル提出
1379ころニコル・オレーム、『天体地体論』を著わす。地球の自転の可能性を認めるが、地球の公転運動には言及せず
1440ニコラウス・クザーヌス、『知ある無知』を著わす。日周運動を説明するために仮定されていた恒星、惑星天球を否定し、空間的宇宙像提示。しかし具体的な地球、惑星の公転運動の仕方論ぜず
1454ポイエルバハ、遺稿『惑星の新理論』を著わす
1471レギオモンタヌス、ニュルンベルクにヨーロッパ最初の天文台を設立
1474レギオモンタヌス、『天体位置推算表』を公刊
1496ポイエルバハ、レギオモンタヌス、『アルマゲスト概要』を著わす
1522ウェルナー、『第八天球の運動について』を著わす。恒星天球に新たな運動を加えること主張
1539ルター、『テーブルでの会話』を著わす。コペルニクス説を聖書に反するものとして批判
1540レティクス、『ナラチオプリマ』を著わす。コペルニクス理論の詳細な解説書
1543コペルニクス、『天球の回転について』を出版。惑星の逆行、光度変化を太陽を中心とする空間的惑星体系で説明。恒星天球の存在、天体の円運動原理を排除することはできず
1551ラインホルト、コペルニクス理論に基づく天体運行表作成
1572ティコ・ブラーエ、「ティコの星」観測、翌年『新星』を発表
1576ディッグズ、『完全なる天体描写』を著わす。恒星の空間的広がりを主張、平面的恒星天球を否定
1576ティコ・ブラーエ、ベーン島に近代的天文台建設
1577ティコ・ブラーエ、彗星の観測から天界の不変性に疑問をもつ
1582グレゴリオ暦施行
1582ティコ・ブラーエ、観測器の巨大化進める。半径5.4メートルにも及ぶ壁面象限儀など製作
1584ブルーノ、『無限、宇宙と諸世界について』を出版。宇宙の無限性主張
1588ティコ・ブラーエ、『エーテル的世界の最新の現象について』を著わす。天球概念を放棄し、惑星軌道の交錯を認め、内惑星は太陽の周りを回る修正天動説体系を主張
1596ファブリキウス、変光星ミラを発見
1596ケプラー、『宇宙の神秘』刊行
1600ギルバート、『磁石について』を出版。恒星の空間的広がり認める
1604ケプラー、新星観測
1606コロンベ、『新星についての論議』を著わす。新星は新しいものではなく古くからあったが肉眼では見えなかったと主張
1606ケプラー、『新星論』を著わす。恒星の空間内の一様分布の仮定にたち、恒星を含む空間構造を問題にする
1609ケプラー、惑星軌道のケプラーの第一・第二法則を収めた『新天文学』を著わす(ケプラーの法則)
1609ガリレイ、屈折望遠鏡製作
1610ガリレイ、天の川が恒星の集団であることを発見
1610ガリレイ、『星界からの報告』を刊行
1611コロンベ、『反地動説』を著わす
1611ファブリキウス、太陽黒点観測発表
1611ケプラー、『屈折光学』を著わす。凸凸望遠鏡の理論展開
1611シャイナー、太陽黒点観測、ただし太陽を周回する小さな星の影であると主張
1613ガリレイ、『太陽黒点論』を公刊。黒点が太陽表面の現象であること発見
1616ローマ教皇庁、地動説禁止の教令
1619ケプラー、『世界の調和』(惑星軌道のケプラーの第三法則)を著わす
1632ガリレイ、『天文対話』刊行
1633ガリレイ、宗教裁判(異端審問)にかかり、異端誓絶(自説を異端であると認め廃絶を誓うこと)を強要される
1633デカルト、『宇宙論』(惑星・彗星、星間粒子、太陽・恒星の渦動による形成)完成(公刊は断念)
1637コペンハーゲン天文台設立
1638ガスコイン、マイクロメーター発明
1640フォンタナ、ケプラー式屈折望遠鏡を使って木星・火星を観測
1645シルレ、『結像宝典』(望遠鏡の理論書)を著わす
1647ヘベリウス、『月面誌』刊行。詳細な月面図作成
1650ダンツィヒ天文台設立
1655ホイヘンス、新しいレンズ研磨技術で屈折望遠鏡製作
1655ホイヘンス、土星の衛星チタン発見
1657ホイヘンス、振り子時計発明
1659ホイヘンス、土星の環発見
1659ホイヘンス、サイクロイドの弧を描く振り子時計発明
1663グレゴリー、グレゴリー式反射望遠鏡設計(天体望遠鏡)
1665カッシーニ、木星面上の大赤斑発見
1667パリ天文台設立
1668ニュートン、反射望遠鏡製作
1671カッシーニ、土星の衛星イアペトゥス発見
1675グリニジ天文台設立
1675カッシーニ、土星の環の研究、カッシーニの空隙発見
1676ハリー、南天の星図作成
1679ピカール、『フランス天体暦』創刊
1684レーマー、コペンハーゲンに子午環を設置
1687ニュートン、『プリンキピア』(地上と天体の運動原理の統一―万有引力)を出版
1693ド・ラ・イール、北斗七星の星の位置変化を主張
1693ハリー、月の運動に長年加速を発見
1705ハリー、『彗星天文学的要約』を著わす。ハリー彗星が76年周期であることを発見、ニュートンの万有引力理論に基づき軌道を計算
1715ダーハム、『天文神学』を著わす。星雲は天空の孔であり、その光は天界のものと主張
1718ハリー、恒星の固有運動発見
1725フラムスティード、『大英恒星目録』を刊行
1726ハドリー、焦点距離1.55メートルの反射望遠鏡を製作
1726ハリソン、時計の補正振り子の発明
1727ブラッドリー、光行差の発見―地球の運動の確証
1729ホール、色消しレンズの発明、レンズの色収差問題解決される
1733メラン、『北極光の物理的歴史研究』を著わす。星雲状光斑の原因は、恒星の噴出するガスであると主張
1733バス、色消しレンズ使用の屈折望遠鏡製作
1736モーペルチュイ、経度測定のためラップランドに赴き、地球の偏平を立証
1742モーペルチュイ、星雲を回転遠心力により偏平化した巨大天体と考える
1745ビュフォン、『惑星の起源』(太陽系形成論)を著わす
1747ブラッドリー、章動を発見
1747ダランベール、三体問題に関する研究
1750ライト、『宇宙の独創的な理論あるいは新しい仮説』を著わす。天の川が帯状に見える理由は星が平らな層をなしていると考える(天の川の円盤状モデル提出)
1751ラカイユ、南アフリカに遠征し南天観測、月の視差観測(~1754)
1753オイラー、『月の運動理論』(三体問題の近似的解法)を著わす
1755ラカイユ、星雲状天体の最初のリスト発表
1755カント、『天界の一般自然誌と理論』を発表。銀河の渦状の円盤型モデル、島宇宙論、太陽系、銀河系の形成を論じる
1758オイラー、剛体運動方程式をつくって歳差・章動の理論に道を開く
1759クレロー、三体問題の近似解をハリーに適用
1761ランベルト、『宇宙論書簡』を出版
1763カント、『神の存在の唯一可能な証明根拠』を著わす。自らの天体論の要約をつける
1767グリニジ天文台、『イギリス航海暦』創刊
1771メシエ、45個の星雲と星団の目録出版
1772ティティウス-ボーデの法則(惑星の太陽からの平均距離の規則)発表
1776ベルリン天文台、『ドイツ航海暦』創刊
1781F・W・ハーシェル、天王星の発見
1781メシエ、103個の星雲と星団の目録を作成(星表)
1783F・W・ハーシェル、恒星の固有運動を解析し、太陽の空間運動求める
1784F・W・ハーシェル、恒星の空間内の一様分布、光度と距離の等価性を前提に恒星の分布を統計的に研究し、銀河系の構造を推定
1784~1786ラプラス、月、木星の平均運動の加速、土星の減速の原因の主要部分は引力の法則に基づく周期的摂動に帰せられることを主張
1791F・W・ハーシェル、『星雲状の星について』を著わす。惑星状星雲の研究、星雲の分類・進化に関する見解の形成の出発点となる
1796ラプラス、『宇宙体系解説』(星雲説)を刊行
1799ラプラス、『天体力学』を著わす(~1825年に完成)
1801ピアッツィ、小惑星ケレス発見
1802F・W・ハーシェル、連星の軌道から主星、伴星の質量比求める。万有引力の法則が太陽系外で成立することを明らかにする
1802オルバース、小惑星パラス発見。以後1804ジュノー、1807ベスタ、1845マストラエア発見される
1809ガウス、『天体運動論』(最小二乗法による天体の軌道決定法)を発表
1811フラウンホーファー、スペクトル観測装置製作
1814フラウンホーファー、太陽スペクトル中に暗線発見(フラウンホーファー線)
1815オルバース、オルバース彗星発見
1818エンケ、エンケ彗星の軌道を計算より決定
1822シュトルーベ、連星の研究、795個の連星の目録発表。1827までに2112個の連星発見
1823ベッセル、天王星外の惑星の存在を推論
1833J・ハーシェル、南アフリカ、ケープタウンで南天の掃天観測、1864『星雲・星団目録』を公刊
1838ベッセル、恒星の年周視差観測に成功(星表)
1839ルベリエ、『惑星の軌道の永年変化について』(太陽系の安定性に関する理論)を著わす
1842ドップラー、ドップラー効果を発見
1845パーソンズ、182センチメートル反射望遠鏡で微光天体の探査を始める
1845J・C・アダムズ、天王星外の惑星の存在予見。翌1846年ルベリエも同様の計算を発表。
1846ルベリエの計算に従いガルレ、海王星観測に成功
1848フィゾー、光の波動説の立場から、スペクトルのドップラー効果を用いて天体の視線方向の速度を測ることを提起
1850パーソンズ、銀河の渦状構造発見
1851アーチャー、コロジオン法発明
1856ポグソン、写真による光度の精密測定
1856シュタインハイル、ガラス鏡反射望遠鏡(天体望遠鏡)製作
1857ハンセン、『月の運行表』を作成
1859キルヒホッフ、ブンゼン、スペクトルスコープ(分光器)発明
1859ブンゼン、キルヒホッフ、各元素に固有のスペクトル線があることを発見
1859アルゲランダー、『ボン掃天星表』(1861・1863)を発表
1860L・M・ラザフォード、天体写真望遠鏡製作
1862ドレーパー、39センチメートルガラス鏡反射望遠鏡製作、ガラス鏡時代に入る
1863セッキ、スペクトルに基づき恒星分類を試みる
1864ハギンズ、恒星のスペクトル分析
1868ハギンズ、スペクトルのドップラー効果を用いて、星の視線方向の速度を測定
1872ドレーパー、恒星のスペクトル写真試みる
1872ニューカム、第一基本星表を作成
1874フォーゲル、セッキの恒星のスペクトル分類の物理的意味を吟味し、恒星の進化説提示
1876ハギンズ、こと座ベガのスペクトル写真撮影に成功
1877ボス、第一基本星表を作成
1878ヒル、『月の運行表』を作成
1878東京大学理学部観象台設立(1888年東京天文台に改組)
1879ギル、写真による南天の恒星表づくり開始
1881ピッカリング、変光星を5種類に分類
1882ギル、ケープ天文台で彗星の写真撮影に成功
1887パリで写真天図に関する国際会議が開かれる
1888ドライヤー、NGC星表を編集。第2部は1908年出版
1889ピッカリング、対物プリズムを用いて、望遠鏡の視野内の多数のスペクトルを一度に写真に撮る方法考案
1889ポアンカレ、三体問題のうち、二つの物体が他と比べて極端に小さい場合の周期解
1898ウィット、小惑星エロス発見、太陽視差の決定のための基準となる
1899水沢に緯度観測所設置(現、国立天文台水沢VLBI観測所)
1902木村栄、緯度変化の変動成分にz項導入
1902キャンベル、太陽の視線速度の測定
1904ジーンズ、質量放射による恒星のエネルギー発生機構提案
1904カプタイン、恒星の固有運動を研究し、その運動方向が銀河面に平行であることを発見、銀河回転の概念に結合していく
1904パーライン、木星第6衛星発見
1905ヘルツシュプルング、巨星、矮星を区別
1905チェンバレン、モートン、太陽系形成の微惑星説(外からの力による他力生成論)を発表
1907サンドマン、一般三体問題の解の存在を証明
1908ヘール、クーデ式反射望遠鏡を考案
1908リービット、ケフェウス型変光星の周期と見かけの光度の関係を発見(銀河)
1912V・M・スライファー、銀河のスペクトルの赤方偏移を発見
1913H・N・ラッセル、恒星のスペクトル型と絶対光度の関係発見(HR図)
1915アインシュタイン、一般相対性理論の構築を開始
1917フーカーの援助による反射望遠鏡、口径257センチメートル、パロマ・ウィルソン山天文台に設置
1917ジーンズ、ジェフリーズ、太陽系形成の潮汐説
1917シャプレー、球状星団中にケフェウス型変光星を発見し、銀河系の大きさを推定。また太陽が銀河系の中心にないことも明らかにする
1917ド・ジッター、アインシュタイン一般相対性理論に基づき静的宇宙モデルを提出(宇宙論)
1920フーカー反射望遠鏡に干渉計が取り付けられ、精密測定が可能となる
1922カプタイン、銀河模型発表
1922フリードマン、アインシュタインの一般相対性理論に基づき動的宇宙モデルを提出
1924ハッブル、アンドロメダ銀河中にケフェウス型変光星を発見、それを利用して距離を測定。銀河系外星雲―銀河の存在を確証
1926エディントン、『恒星内部構造論』(恒星内部の温度、圧力、物質の分布を研究)を著わす
1926光電子増倍管発明される
1927オールト、球状星団の速度分布を分析し、銀河系の自転を発見
1929H・N・ラッセル、太陽の外層の化学組成を定量的に求める
1929ハッブル、銀河は距離に比例した速さで銀河系から遠ざかっていることを明らかにする
1930シュミット、広視野な写真用望遠鏡シュミット・カメラを発明
1930リオ、太陽コロナ観測用望遠鏡コロナグラフを発明
1930トンボー、冥王星の発見
1931ジャンスキー、天体電波観測装置(電波天文学)を設置
1931ジャンスキー、宇宙電波の発見
1931ルメートル、膨張宇宙モデルを提唱(ビッグ・バン)
1932エイトケン、『二重星新総目録』を編集刊行、17180対の二重星を記載
1935W・S・アダムズ、超巨星の大気が外に流れ出ていること発見
1938ワイツゼッカー、ベーテ、星のエネルギー源は原子核反応であること明らかにし、星の進化過程理解の土台となる
1938ランダウ、オッペンハイマー、超高密度星の予言
1939スピッツァ、太陽系形成の他力生成論の欠陥指摘
1939オッペンハイマー、超高密度星の縮退の研究、ブラック・ホールの予言
1942太陽電波の発見
1943セイファート、セイファート銀河発見
1944ヘイ、宇宙電波地図の作成
1944ワイツゼッカー、太陽系形成の乱流渦動説を発表
1944シュミット、太陽系形成の宇宙塵雲説
1948パロマ・ウィルソン山天文台(ヘール天文台)、508センチメートル反射望遠鏡設置
1948ボンディ、定常宇宙モデル提出
1949パロマ・ウィルソン山天文台、122センチメートルシュミット・カメラ設置
1949ガモフ、原始宇宙の研究
1949乗鞍コロナ観測所創設
1951ジョドレルバンク天文台創設
1951ハーバード大学ほかの電波天文学グループ、星間水素ガスの放射する 21センチ波の検出に成功、銀河系の渦巻の腕を確認
1953東京天文台、10メートルパラボラ式電波望遠鏡設置
1957ソ連、人工衛星スプートニク1号打上げ
1958ジョドレルバンク天文台、76メートルパラボラ式電波望遠鏡完成
1958バン・アレン、バン・アレン帯を発見(磁気圏)
1959ケンブリッジ大学、ムラド電波天文台、3Cカタログを発表
1960カール・シュワルツシルト天文台完成、134センチメートルシュミット・カメラ設置
1960パークス天文台、64メートル可動式電波望遠鏡設置
1960岡山天体物理観測所、188センチメートル反射望遠鏡設置
1961林忠四郎、原始星の進化の過程を研究(林フェーズ)
1961ソ連、有人衛星ウォストーク1号打上げ
1962ジャコーニら、最初のX線天体さそり座X‐1の発見(X線天文学)
1962アメリカ、マリナー2号、金星表面の温度・磁場を測定(マリナー計画)
1963M・シュミット、クエーサーを発見
1964フリードイン、X線天体おうし座X‐1がかに星雲であることを発見
1965ペンジアス、ウィルソン、宇宙背景放射を発見
1965アメリカ、マリナー4号、火星を近接撮影
1966岡山天体物理観測所、X線天体さそり座X‐1を光学的天体に同定
1967ヒューウィッシュ、パルサー発見
1968デービス、太陽放出のニュートリノ観測、太陽中心で水素反応がおこっていることを確証
1970アメリカ、X線観測衛星ウルフ打上げ
1970オランダ、ウェステルボルク観測所、開口合成電波望遠鏡設置
1970X線観測衛星ウルフ、X線天体ケンタウルス座X‐3が連星であることを発見
1970アメリカ、マリナー6・7号、大質量体の近傍を通過する電波の屈折を証明
1971ソ連、火星3号、火星軟着陸に成功(火星探査機)
1972アメリカ、X線観測衛星OAO3号打上げ
1973はくちょう座のX線天体X‐1を、ブラック・ホールと推定
1974ケンブリッジ大学、マラード電波天文台、電波天体はくちょう座Aの干渉観測から電波源の二つ目構造確認
1974木曽観測所発足、105センチメートルのシュミット・カメラ設置
1974テーラー、連星パルサー発見
1976アメリカ、バイキング1・2号、火星軟着陸、写真撮影、各種生物実験に成功(バイキング計画)
1978アメリカ、高エネルギー天文観測衛星HEAO2号打上げ
1978アメリカ、パイオニア・ビーナス1・2号、金星探査(パイオニア計画)
1979日本、X線天体観測衛星「はくちょう」打上げ
1979アメリカ、「ボイジャー1・2号」、木星に接近し、環・衛星イオの火山活動など撮影、3個の新衛星発見(ボイジャー計画)
1980「ボイジャー1号」、土星に接近し、衛星・環などの観測
1981アメリカ国立電波天文台、VLA完成(電波望遠鏡)
1981日本、太陽観測衛星「ひのとり」打上げ
1981アメリカ、スペースシャトル打上げ
1982野辺山太陽・宇宙電波観測所、45メートルミリ波望遠鏡設置(電波望遠鏡)
1983NASA、イギリス、オランダ、赤外線天文衛星IRAS打上げ、系外銀河を発見
1983宇宙線研究所、神岡地下観測所(神岡宇宙素粒子研究施設)設立、カミオカンデ(素粒子観測装置)設置
1985日本、ハリー彗星探査人工衛星「さきがけ」打上げ(惑星探査機)
1985日本、惑星探査機「プラネットA」打上げ
1986スペースシャトル「チャレンジャー」爆発事故
1986「ボイジャー2号」、天王星に接近(ボイジャー計画)
1986ソ連、有人宇宙ステーション、「ミール」打上げ
1987宇宙科学研究所(現宇宙航空研究開発機構)、X線観測衛星「ぎんが」打上げ
1987カミオカンデにより超新星1987Aからのニュートリノ検出
1989「ボイジャー2号」、海王星に接近
1989アメリカ、スペースシャトルにより木星探査機ガリレオを打上げ(1991年小惑星ガスプラ、1993年イダの撮像成功。1995年木星到着、大気成分・温度などを測定)
1989ヨーロッパ宇宙機関(ESA)、位置天文観測衛星ヒッパルコス打上げ、固有運動の観測を行う(観測結果1997年公開)
1989アメリカ、宇宙背景放射観測衛星COBE(コービー)打上げ
1990アメリカ、スペースシャトルによりハッブル宇宙望遠鏡打上げ
1991国立天文台がハワイのマウナ・ケア山頂に世界最大の光学望遠鏡「すばる」建造開始(マウナ・ケア天文台群)
1992宇宙背景放射観測衛星COBEで宇宙背景放射(CMB)のゆらぎ発見
1994シューメーカー-レビー第9彗星、木星に衝突
1995アメリカのパロマ山天文台のグループ、褐色矮星を発見
1995ジュネーブ天文台のメイヤーら、太陽系外の巨大惑星発見
1995宇宙線研究所、スーパーカミオカンデ完成(1996年より観測開始)
1995ESA、赤外線観測衛星ISO打上げ(~1998年まで観測)
1995NASAとESA、太陽観測衛星SOHO打上げ
1997宇宙科学研究所(2003年宇宙航空研究開発機構に統合)、電波天文観測衛星「はるか」(MUSES-B)打上げ。地上の電波望遠鏡群と協力し、高精度の電波天体観測(活動銀河核や電波星の高解像度の撮像など)を行う「スペースVLBI観測」始まる
1998スーパーカミオカンデにより、ニュートリノ振動の存在が明らかになる(ニュートリノ天文学)
1998富士山頂サブミリ波望遠鏡(日本初のサブミリ波を観測する望遠鏡)を設置
1999すばる望遠鏡完成(2000年12月より本格運用)
2001老朽化により2000年に廃棄が決定したロシアの宇宙ステーション「ミール」南太平洋上に落下
2001NASA、宇宙背景放射観測衛星WMAP打上げ
2001全天を観測できる「ジェミニ望遠鏡」がハワイとチリに設置される
2002すばる望遠鏡、もっとも遠い銀河を発見
2003スペースシャトル「コロンビア」空中分解事故
2003WMAP衛星の観測により0.0001%のゆらぎを検出、宇宙年齢、構成要素などがより明確になる
2004NASAの火星探査機「オポチュニティー」、火星に大量の水が存在した痕跡を発見
2004金星の太陽面通過、日本で130年ぶりに観測(世界的には122年ぶり)
2005NASA、スペースシャトル飛行再開、「ディスカバリー号」打上げ成功。野口聡一がミッションスペシャリスト(MS)として搭乗、日本人としては初めて船外活動(EVA)の主担当を務める
2006NASAの冥王星探査機「ニュー・ホライゾンズ」、アメリカ・フロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地から、アトラス型ロケットで打ち上げ
20068月国際天文学連合(IAU)、太陽系惑星の新定義を決定し、冥王星、エリス、ケレスを準惑星と認定
2006カナリア諸島に世界最大の複合単一鏡であるカナリー大型望遠鏡完成
2007世界最大の光学望遠鏡「すばる」により、暗黒物質の3次元的な空間分布が世界で初めて測定
2007中国が弾道ミサイルによる人工衛星破壊実験を実施、破壊された衛星により大量のデブリ(宇宙ごみ)が発生
2007京都大学、愛媛大学、NASAの国際共同チーム、日本のX線天文衛星「すざく」を用いて、大量の物資に埋もれて見逃されていた新しいタイプのブラック・ホールを発見
2007宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センターからH-Aロケット13号機によって日本初の大型月周回衛星「かぐや」打ち上げ成功

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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