天瓜(花)粉(読み)てんかふん

世界大百科事典(旧版)内の天瓜(花)粉の言及

【カラスウリ】より

…山ろくのやぶ陰に生えるウリ科の多年生つる草(イラスト)。花は白く夕方に開き,花冠の先は細長く糸状に裂ける。茎は細長く,巻きひげで他物によじのぼる。雌雄異株。葉は互生し,3~5裂して茎とともに細毛が密生している。花は8~9月ころに開き,雄花は2~10cmの花序をつくり,雌花は葉腋(ようえき)に1個ずつつき,基部は長い筒状。果実は楕円形で長さ5~7cm,秋に赤く熟す。種子は茶褐色で長さ7~8mm,左右に突出しており,幅4~5mmの隆起する縦帯がある。…

【タルカム・パウダー】より

…そのほか,防臭剤入りのデオドラント・パウダー,殺菌剤入りのフット・パウダー,乳幼児のあせも・ただれ予防に用いるベビー・パウダー(シッカロールは1916年に出された和光堂の商品名),アフターシェービング・パウダーがあるが,これらも基剤はタルカム・パウダーとほとんど変わらない。なお,カラスウリの粉を主とした天瓜(花)粉(てんかふん)や打粉(うちこ)も同種の化粧品で,いずれも江戸時代から使われていた。【高橋 雅夫】。…

※「天瓜(花)粉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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