日本大百科全書(ニッポニカ) 「天龍(村)」の意味・わかりやすい解説 天龍(村)てんりゅう 長野県南端、下伊那郡(しもいなぐん)の村。南を愛知県と静岡県に接し、村域の中央を天竜川が南流し、一帯は天竜奥三河国定公園域。1956年(昭和31)平岡、神原(かみはら)の2村が合併して成立。天竜川に沿ってJR飯田(いいだ)線が通じ、国道418号も村を横断するが、多くの集落は山間急斜地にあり、交通不便な隔絶山村である。耕地が少なく、林業やユズ、ウメ、茶の栽培に力を入れている。霜月神楽(しもつきかぐら)は国の重要無形民俗文化財。面積109.44平方キロメートル、人口1178(2020)。[小林寛義][補完資料] | 天龍村の要覧 長野県天龍村位置図 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例