精選版 日本国語大辞典 「太守・大守」の意味・読み・例文・類語
たい‐しゅ【太守・大守】
〘名〙
※観智院本唐大和上東征伝(779)「太守追二集州内僧尼道士女官州県官人百姓一、香華音楽来迎、請レ停、三日供養」 〔史記‐李将軍伝〕
② 平安時代以来、親王の任国と定められていた上総(千葉県)・常陸(茨城県)・上野(群馬県)の三つの国の守(かみ)の称。ただし、親王は遙任(ようにん)で、介(すけ)が執務を代行した。中世、後醍醐天皇の時、陸奥国(青森県・岩手県)をも親王の任国とした。
※三代格‐五・天長三年(826)九月六日「宜下改定二正四位下官一、以為二勅任一、号称中太守上」
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