奈半利[町](読み)なはり

世界大百科事典 第2版の解説

なはり【奈半利[町]】

高知県南東部,安芸郡の町。人口4291(1995)。南西に流れて土佐湾に注ぐ奈半利川河口東岸に位置する。紀貫之の《土佐日記》に〈なはのとまり〉と記された地である。古くから沿海航路の要港で,中世の史料にも上方へ木材などを運ぶ廻船の港であったことがみえる。長宗我部氏の部将桑名丹後守の奈半利城もあった。近世以後も安芸郡東部や阿波に通じる要衝として,また奈半利川上流一帯魚梁瀬(やなせ)地区の良材の積出港として栄えた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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