奈良林 祥(読み)ナラバヤシ ヤスシ

20世紀日本人名事典 「奈良林 祥」の解説

奈良林 祥
ナラバヤシ ヤスシ

昭和・平成期の性医学評論家 元・主婦会館クリニック所長。



生年
大正8(1919)年4月22日

没年
平成14(2002)年9月12日

出生地
東京都江東区亀戸

別名
号=秋羅

学歴〔年〕
東京医学専門学校〔昭和20年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和28年〕

経歴
昭和23年優生保護法成立以来避妊に関心を持ち始め、杉並西保健所勤務時代は家族計画の普及につとめる。34年退職。36年東京・四谷の主婦会館クリニック所長に就任。日本で初めて女性の性生活の相談を直接受ける。46年「How to Sex」を出版、当時としては珍しいカラー写真を使って性交テクニックを解説し、一般向けの性の指南書として話題を呼びベストセラーになった。平成12年中高年を対象にした“夕映えカウンセリング”を開始。またテレビやラジオに度々出演し、性に関するカウンセラーとして人気を集めた。他の著書に「幸福へのアドバイス」「MY SEX」「奇跡の持続力」「性を病むニッポン」「50歳からの性生活の心得」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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