奠茶・点茶(読み)てんちゃ

精選版 日本国語大辞典 「奠茶・点茶」の意味・読み・例文・類語

てん‐ちゃ【奠茶・点茶】

〘名〙 仏語禅宗で、仏前または大衆に茶をたてて供すること。転じて、死者霊前に茶を供えることをいい、そのときは奠湯と相前後して行なう。てんさ。
空華集(1359‐68頃)二・送続芳紹侍者奔母喪且叙旧「上人銜訃欲家、一語聊将助奠茶
太平記(14C後)三三「奠茶(テンチャ)建仁寺の無徳和尚」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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