精選版 日本国語大辞典 「如在・如才」の意味・読み・例文・類語
じょ‐さい【如在・如才】
〘名〙
※三代実録‐貞観八年(866)四月一四日「冝レ令下二五畿七道一奉中幣境内諸神上。仍須下長官潔斎。躬向二社頭一。敬以奉進。必致中如在上」
[二] あるがままにすること。丁寧にしないこと。下に否定の語を伴って用いることが多い。
① (形動)(━する) 気をつかわずにことをすること。形ばかりで、いい加減にことをすること。なおざりにすること。また、そのさま。疎略。等閑。不作法。ぞんざい。
※名語記(1275)六「しうと・しうとめに如在なる妻」
※東大寺文書‐元徳二年(1330)三月日・東大寺衆徒等重申状案「於二御使如在之篇一、為二傍輩懲粛一、欲レ被レ経二厳密御沙汰一矣」
※浮世草子・世間胸算用(1692)二「我もの喰ながら人の機嫌を取嫁子、みぢんも心に女在(チョサイ)も欲もなきお留守人」
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