如月 敏(読み)キサラギ ビン

20世紀日本人名事典 「如月 敏」の解説

如月 敏
キサラギ ビン

昭和期のシナリオライター



生年
明治36(1903)年1月12日

没年
昭和40(1965)年9月27日

出生地
東京・浅草

本名
渡辺 恒茂

学歴〔年〕
中央商卒

経歴
日本橋の鉄屋に勤めた後、国際活映株式会社宣伝部に転じ、次いで日活に入り、一時キネマ旬報社に勤めた。大正13年日活に帰り、畑本秋一にシナリオを学んだ。昭和2年伊奈精一監督の「新婚行進曲」のシナリオが第1回作品。以後伊奈とのコンビで現代劇作品を書き、時代劇「沓掛時次郎」「灰燼」、溝口健二のトーキー作「ふるさと」などのシナリオも書いた。その後新興キネマから東宝に転じた。著書に「如月敏シナリオ集」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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