如雨露・如露(読み)ジョーロ

精選版 日本国語大辞典 「如雨露・如露」の意味・読み・例文・類語

ジョーロ【如雨露・如露】

〘名〙 (jorro 「水の噴出」からか) 植木などに水をそそぎかけるための道具。円筒形容器と、そこから出ている管と、管の先の注ぎ口からなる。注ぎ口は管の直径より大きく、小さな孔がたくさんあけてあり、水が広範囲に散るようになっている。ジョロ。
※続無名抄(1680)下「如雨露(ジョウロ)
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「如露(ジョウロ)で花に灑いで居るのも」
[補注]ポルトガル語の jarra (水差しの意)からともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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