嫌らしい・厭らしい(読み)いやらしい

精選版 日本国語大辞典 「嫌らしい・厭らしい」の意味・読み・例文・類語

いや‐らし・い【嫌らしい・厭らしい】

〘形口〙 いやらし 〘形シク〙 (「らしい」は接尾語)
様子態度行為状態などが、好ましくない。いやみな感じである。いとわしい。
仮名草子好色袖鑑(1682)上「なれて後、いやらしくおもふなりふりの、はじめより見えぬにはあらねども」
② 性に関して節度がなく、嫌悪感をそそる。下品、好色な感じである。みだらである。
※浄瑠璃・主馬判官盛久(1687頃)一「鎧の脇より手をさしいれこりゃならぬ、命取りめとたはぶるるむくつけにも又いやらしし」
いやらし‐が・る
〘他ラ五(四)〙
いやらし‐げ
〘形動〙
いやらし‐さ
〘名〙
いやらし‐み
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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