子分・乾児(読み)こぶん

精選版 日本国語大辞典 「子分・乾児」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぶん【子分・乾児】

〘名〙
① 実の子ではないが約束などによって子として扱われる者。子供分。義子養子。⇔親分
浮世草子・好色一代女(1686)一「いやしき者の娘には、取親とて小家持し町人を頼み、其子分(コブン)にして出すなり」
手下の者。親分に従う部下配下。てか。てした。⇔親分
咄本聞上手(1773)親分「何所でも喧嘩をなさったらば、八兵衛が子分だとおっしゃりませ」
借金利子
結城氏新法度(1556)「くらかたより三ケ一もとも子分もゆるすべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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