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宇宙政策(欧州の) おうしゅうのうちゅうせいさく/うちゅうせいさく (European) space policy

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知恵蔵の解説

宇宙政策(欧州の)

欧州で宇宙開発を進めている15カ国がESA(欧州宇宙機関)を結成して、共同の努力をしている。各国はそれぞれの宇宙計画を持つと同時に、大規模な計画についてはESAを中心に展開している。本部はパリ。オランダのノルドバイクにESTEC(欧州宇宙技術研究センター)、ドイツダルムシュタットにESOC(欧州宇宙運用センター)、イタリアフラスカティESRIN(欧州宇宙研究情報センター)があり、人工衛星・探査機の打ち上げには共同出資のアリアン・ロケットが使われている。発射場は、南米の仏領ギアナにある。アリアン・ロケットは世界の商業打ち上げ市場の50%以上のシェアを誇る。フランス、ドイツ、イタリアが3大出資国。宇宙科学分野の長期計画としては、ロゼッタ(彗星ランデブー計画)を始めとするホライズン2000プラスを有している。現在はコズミック・ビジョンと称する、より連続性のある安価な計画に方針転換しつつある。欧州の宇宙政策を貫く思想は「米国からの自立」である。

(的川泰宣 宇宙航空研究開発機構宇宙教育センター長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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