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安珍/清姫 あんちん/きよひめ

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朝日日本歴史人物事典の解説

安珍/清姫

紀伊国(和歌山県)の道成寺伝説に登場する,旅の僧侶と女。女は,僧侶に愛を拒絶されたため,激しい恨みのすえ大蛇となり,女人禁制の道成寺の鐘の中に隠れた僧侶を鐘もろとも焼き尽くす。恨みの表現として女が竜や蛇,鬼に変身するのは,道成寺伝説ばかりではないが,この伝説の場合,『道成寺縁起絵巻』(室町時代中期の作とされる)以降は,謡曲,歌舞伎,浄瑠璃などすべて,女が大蛇に変身することを確定させるかのように,女は川で変身するように描かれている。道成寺伝説自体は古いが,主人公安珍・清姫の名で登場するのは浄瑠璃「道成寺現在蛇鱗」(1742年初演)が初めてである。

(小松和彦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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