安良城 盛昭(読み)アラキ モリアキ

20世紀日本人名事典 「安良城 盛昭」の解説

安良城 盛昭
アラキ モリアキ

昭和期の日本経済史学者 大阪府立大学名誉教授;元・沖縄大学学長。



生年
昭和2(1927)年5月10日

没年
平成5(1993)年4月12日

出生地
東京

出身地
沖縄県

学歴〔年〕
東京大学経済学部経済学科〔昭和28年〕卒

経歴
昭和31年東京大学経済学部助手、35年同大社会科学研究所助教授、48年沖縄大学経済学部教授、53年同大学長を経て、55年大阪府立大学総合科学部教授。この間、28年の東大卒論で「太閤検地の歴史的前提」「太閤検地の歴史的意義」を書き「歴史学研究」誌上に発表。34年には「幕藩体制社会の成立と構造」を発表。この中で太閤検地が、日本の封建社会成立期に封建権力によって行われた変革的土地政策であったとしたことから、“太閤検地論争”を巻き起こした。近代地主制研究では編著「貴族院多額納税者議員互選人名簿」などがある。他の著書に「歴史学における理論実証」「新・沖縄史論」「天皇制と地主制」「日本封建社会成立史論」(全2巻)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「安良城 盛昭」の解説

安良城 盛昭 (あらき もりあき)

生年月日:1927年5月10日
昭和時代の日本経済史学者。沖縄大学学長
1993年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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