宗・旨(読み)むね

精選版 日本国語大辞典 「宗・旨」の意味・読み・例文・類語

むね【宗・旨】

〘名〙
① 主とすること。中心とすること。また、そのもの。
日本紀竟宴和歌‐延喜六年(906)「いつとものふみよむひとはたにやうにこれを无禰(ムネ)とてともにのりとる〈惟宗具範〉」
江戸時代遊女最高位大夫につぐもの。天神。梅。
浮世草子御前義経記(1700)一「天神は太夫より少し劣れり。〈略〉唐韻天職俗語中位とも、宗(ムネ)ともむら共、格子ともいふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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