世界大百科事典(旧版)内の定尺レールの言及
【鉄道】より
…レールは通常1m当りの重量と形状とにより分類され,JRで規格品として使用されているレールは60kg,50kgT,50kgN,50kgPS,40kgN,37kgおよび30kgレールの7種類であるが,最近では60kgと50kgNレールの使用が基準となっている。 レールとレールの継目は保守上の弱点であり,また騒音発生の大きな原因でもあるため,1本のレールの長さはできるだけ長くしたほうがよいが,製造工程における場所的・技術的制約などから日本では30kgレールが20m,そのほかは25mが標準長となっており,これらを定尺レールと呼んでいる。通常は定尺レールを継目板とボルトで接続しているが,最近では50mの長さのものも製造されており,さらにこれを溶接やガス圧接で継いで長くした長尺レール(25~200m)やロングレール(200m以上)も用いられ,衝撃や騒音の原因となる継目を減少させる傾向にある。…
※「定尺レール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」