精選版 日本国語大辞典 「定廻」の意味・読み・例文・類語
じょう‐まわり ヂャウまはり【定廻】
〘名〙
① 江戸幕府の職名の一つ。書院番・小姓番など御番衆に属する武士のうち、定期的に江戸市中を巡邏(じゅんら)し取り締まりに任じたもの。武家地・町地の区別なく巡察し、怪しいものを逮捕し、武家地の場合は辻番へ、町地の場合は自身番へ預け、頭に報告した。臨時に巡邏した仮廻りに対する語。
② =じょうまちまわり(定町廻)①
※財政経済史料‐四・官制・地方職制・町奉行職制(江戸)「一、捕ものの儀は、定廻、臨時廻の内へ申付」
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