実川 延三郎(5代目)(読み)ジツカワ エンザブロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「実川 延三郎(5代目)」の解説

実川 延三郎(5代目)
ジツカワ エンザブロウ


職業
歌舞伎俳優

本名
土村 国蔵

別名
前名=実川 正若,俳名=延賞

生年月日
明治4年

出生地
大阪府 大阪市西区阿波座

経歴
初代実川延若の門人となって実川正若と名乗り、明治9年大阪戎座「護国婦女太平記」に子役として初舞台を踏む。のち4代目延三郎の養子となる。28年頃、京都新京極の阪井座で座本となり上景気を続けたという。38年養父が没したため、2月大阪角座で5代目延三郎を襲名、その後は大芝居で活躍。43年一等俳優となる。実事を最も得意とした。甥・土村秀雄(3代目実川延太郎 6代目実川延三郎)を養子とした。

没年月日
明治44年 8月14日 (1911年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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