宮城(宮城県の地名)(読み)みやぎ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「宮城(宮城県の地名)」の意味・わかりやすい解説

宮城(宮城県の地名)
みやぎ

宮城県中東部、宮城郡にあった町。1987年(昭和62)仙台市に編入。現在は青葉区に含まれる。西部には船形(ふながた)山(1500メートル)を主峰とする船形連峰が連なり、東部の広瀬川沿いの愛子(あやし)盆地などには耕地が分布する。農林業が主産業であるが、近年東部で住宅地化が著しい。広瀬川の支流大倉川の多目的の大倉ダムは仙台、塩竈(しおがま)両市の飲料水、灌漑(かんがい)用水に利用されている。作並(さくなみ)、定義(じょうげ)の両温泉がある。芋沢(いもざわ)地区の「川前鹿踊(かわまえししおどり)・川前剣舞(かわまえけんばい)」は選択無形民俗文化財。

[後藤雄二]

『『宮城町誌』全2巻(1967、1969・宮城町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android